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冷え性・自律神経の対策|お風呂の入り方

最近、「サ活」「整う」って言葉をよく耳にするようになりましたね!

整うって何なんだろう、体験してみたいって思うけれども、サウナに長時間入れない、水風呂は怖い、汗がかけない、などという人は少なくないはず!

今回はそんな人でも自宅で簡単にできる、自律神経の乱れ、冷え性によいお勧めの入浴方法をお伝えいたします。

そもそも「サ活」は何がいいのか?

サ活は簡単に言うと「交換浴」なんです。

交換浴とは温度差20度以上の冷、温の繰り返しにより、自律神経の交感神経、副交感神経が強制的に繰り返されることで、スイッチの切り替えが整いやすくなる様です。

ここで、自律神経について軽くご説明します。

自律神経とは大きく「交感神経」「副交感神経」しかなく、この二つを総称して、「自律神経」と呼ばれます。

●交感神経とは別名、戦闘モードと呼ばれ、覚醒状態にあるとき活動的にする神経モードです。

●副交感神経とは別名、回復モードと呼ばれ、消化や休養などの際、内臓を動かしたり、回復を高めたりする神経モードです。

この神経が同時に働くことは無く、覚醒しているのに、ぼやっとしていたり、休みたいのにうまく休まらない、といったような、スイッチの切り替えがうまくいっていない状態を、「自律神経が乱れている状態」と言われます。

交換浴はこの自律神経の切り替わりを強制することで血管の拡張と収縮を繰り返し、血流のポンプ作用の活性化を行い、血流を改善と疲労回復を促し、最終的に「冷」が来ることで、リラクゼーション効果を得られるという事です。

ちなみに、42℃以上の高温での入浴は、のぼせの原因になるばかりでなく、交感神経を過剰に興奮させてしまう作用であったり、そもそも、短時間では、深部体温の上昇は起きないそうです。

39-40℃程度のお風呂に15分以上で、深部体温の上昇がみられるそうです。

深部体温の上昇が起こると免疫や腸内細菌の活動にもいい影響がおこります。

深部体温の上昇がなぜ大切なのか?についてはまた別の機会に投稿いたします。

別に水風呂が無くてもいい

交換浴はこの、20℃以上の差がある「温」と「冷」を繰り返すという事が必要なわけで、

特段、サウナに長時間入り、水風呂に必ず浸からなければならないという事ではないのです。

特に、サウナに長くいられない、水風呂は苦手、そもそもやったことがない、汗がかけない、という人が、無理やり、ネットや、動画サイトなどでリサーチした「整う」を目指し、サウナの時間、水風呂の時間を行おうとすると、とても危険だったりします。

はじめは、短い時間から徐々に行っていくのがいいです。サウナを短めに、水風呂ではなく、掛水程度に、そしてぬるいお風呂でゆっくり、湯を上がる・・・といった加減です。

となると、実は自宅でも出来るんですね!

はじめに軽く汗を流し、5分程度入浴します。そして、身体を洗っている間に、身体は冷め、次に、39~40℃程のお湯でゆっくりと15分~20分ほど浸かり、お風呂を上がることで、身体が冷める。なんかいつもの入浴と変わらないと思うかもしれませんね!しかしこれをしっかり繰り返すと、自律神経、血管の拡張がしっかりと起こるようになるので、だんだん汗もかけるようになりますし、効果も徐々に感じることが出来るようになると思います。

お風呂上りにはストレッチが有効です

湯上りはストレッチ効果のゴールデンタイムと言われています。

身体が暖まることにより、筋肉の伸びが良くなる

副交感神経優位の為、リラックスしている

血流が促進され、老廃物が流され、睡眠の疲労回復が向上する

お風呂⇒ストレッチ⇒睡眠という流れは深部体温が高まって徐々に下がっていくことで、

リラックス効果が高まり、交換浴の効果と相乗して、副交感神経が優位となり、睡眠の初めから回復モードの入っているので、

睡眠の質を高めてくれます。

「寝る前スマホ」が駄目ですよと言われる理由はスマホは視覚的な刺激が強く情報が多く入ってくることにより、交感神経が刺激され、疲労して睡眠に入り、交感神経優位な状態からの睡眠となる為、睡眠の質が悪くなり、回復に支障をきたすというわけです。

末梢の冷えは交感神経が優位になりやすい為に起こる

手や足先など末梢には毛細血管が張り巡らされています。

交感神経が優位に立っている状態では、末梢血管は収縮し、血流が悪くなります。

反対に、副交感神経は、末梢血管を拡張し、手や足先まで、血流が通り、血液は体温を運んでくれるので、冷えが起こりにくいという事です。

血管は川の流れと似ているところがあるので、よく流れる川は太く、反対に流れない川は衰退しやすくなります。

冷え対策には根気が必要ですが、今回のお話を冷え対策の一つとしてご参考にしていただければと思います。

 

最後に・・・

当院で行う施術、電気療法には、交感神経を抑制し、副交感神経が優位になるような工夫を取り入れています。

物理的には、筋肉が動く、関節の調整により本来あるべき動きを作り、痛みや可動制限に伴うストレスの低下⇨交感神経の抑制

生理的には、施術を受けることによるリラックス効果、電気療法による副交感神経優位となる波形

冷え性対策には自律神経対策が切り離せません、他にも腸内環境などにも影響を受けます。

今回は入浴をテーマに、ちょっとした工夫でできる冷え、自律神経対策をお伝えいたしました!

是非ご参考にしてみてください!

 

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