水分摂取と摂り方について
成人の身体の約60％～70％は水分だと言われています。
「水分はしっかりと摂ったほうがいい」
と言われますが、どのくらい、どんなタイミングで水分摂取を行うとよいのでしょうか？
体外へ排出される1日の水分量
1日2.5リットルの水分が体外へ排出される
まず、1日にどのくらい水分が排出されるのか知らなければなりません。
一日に排出される水分は、主に尿と汗です。
尿・排便で排出される水分は1.6リットル
汗で排出される水分は0.9リットル
1日でなんと2.5リットルも体外へ排出されることになります。
1日の水分摂取量の目安
1日に必要な摂取量も2.5リットル！？
一般的に3食しっかりとした食事を摂れていれば、汁物、野菜など食品に含まれる水分で約1リットルの水分を摂取することが出来ます。
また、代謝水と言われる、栄養をエネルギーとして燃焼される際に体内で自ら生成する水分が約0.3リットル
ですから、基礎代謝として必要な体外から飲料水として取り込むべき水分量は
おおよそ1.2リットルでよいということになります。
しかし、実際には運動をしたり、仕事などで動いたりする場合には発汗する量が増えますので、それに合わせて増量するとよいでしょう。
注意点
食事量を減らして、水分量を増やすのではなく食事は栄養面でも大切なものなので、3食しっかりと食べ、そのうえで水分を摂るようにしましょう。
また、水分は一度にたくさん飲んでも吸収しきれないので、コップ一杯（約150ml）の量を1日8回に分けて飲むのが理想です。
例）
起床後⇨朝食前（中）⇨10時ころ⇨昼食前（中）⇨15時ころ⇨夕食前（中）⇨入浴前後⇨就寝前
勘違いしやすいのはスポーツドリンクなどの摂りすぎです。スポーツドリンクには糖分も多く、一日そればかりを水分として摂取していると、糖分過多になります。
アルコールは利尿作用がある為、かえって水分が体外へ出て行ってしまいます。
水分不足にご注意
水分不足になると、脱水症や熱中症になりやすくなります。
のどが渇いたなと感じる時には身体からのSOSサインです。
のどの渇きを感じる前に1日のリズムとして「1日8回の水分補給」を習慣化することを心がけましょう。
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