急性腰痛症/ぎっくり腰
急性腰痛症、通称:ぎっくり腰と呼ばれる症状についてお話いたします。
急性腰痛症(ぎっくり腰)の特徴
急に起こった強い腰の痛みのことを、ぎっくり腰と一般的に呼ばれています。
実際にぎっくり腰という病名や診断名ではなく、あだ名の様なもので本来は急性腰痛症と呼ばれるものとなります。
急性腰痛症(ぎっくり腰)が増加する傾向があるタイミングとして、年末年始・GW・冠婚葬祭後・季節の変わり目などが今までの経験上、多いと感じたタイミングなので要注意です。
急性腰痛症(ぎっくり腰)の原因
<筋肉の損傷>
物を持ち上げたり、椅子から立ち上がる時などに腰周囲の筋肉を損傷し受傷します。
イメージ的に重たいものを待ちあげたら痛めるような印象がありますが、今までにコピー用紙たった一枚を床から持ち上げた際に痛めた方や、くしゃみをした時に痛めた方もいます。
持ち上げたりする物の重さも関与しますが、それよりも物を取る際のかがみ方や力を入れる時の姿勢の方が大きく関与する可能性が高いと感じています。
椅子から立ち上がる際に受傷される方の傾向として、車から降りる時やソファーから立ち上がる際に痛める方が多いです。特に背もたれに寄りかかった状態から立ち上がる時に痛める方が多いです。
<関節捻挫・椎間板損傷>
状況として多いのが運動等をしている際に腰椎や椎間板や靱帯に許容以上の動きが強制されて受傷しやすいです。
特に野球やゴルフなどの身体を捻ることが多いスポーツや、バスケやバレーボールなどのジャンプなどが多く背骨に負荷が加わることが多いスポーツをしている方に多く見られます。
他にも、ラグビーやアメフト、交通事故などの突然他人から強い衝撃を加えられることでも受傷しやすい傾向もあります。
<病的な要因>
癌などが骨に転移したりして、骨が脆くなり骨折などを引き起こして痛みが出ることもあります。他にも骨や軟骨が細菌などに感染して化膿したりすることで痛みが出ることもあります。
このような場合は、非常に強い痛みを伴いますので、直ちに病院で診察を受けて原因を調べる必要があります。
急性腰痛症(ぎっくり腰)の症状
主な症状
・安静にしていての痛み
・動作に伴う痛み(椅子や床、ベッドなどからの立ち上がりなど)
・患部の熱感などがあげられます。
場合によっては、痛みとほぼ同時または程なくして、足にかけてシビレが出る事もあります。
急性腰痛症(ぎっくり腰)の治療法
保存療法と呼ばれるコルセットなどを付けて安静にして療養します。
その療養期間中に、他の筋肉柔軟性や関節の可動域を広げることで患部にかかる負担を分散できるようにすることが効果的なので、専門家に相談するようにしましょう。
受傷直後からおよそ3日間から1週間は、浴槽に浸かっての入浴などは控えて患部を氷嚢などで冷やすことが痛みや炎症を抑制する効果が期待できます。
急な腰の痛みとほぼ同時期に神経痛が現れたような時には、念のため整形外科などで精密検査を勧める事もあります。
急性腰痛症は痛みが消えて今まで通りに生活していると、何度も繰り返しやすい症状です。
繰り返しにくくするためには、日常生活での座り方や物を持ち上げる際の癖などを修正していかなければならなりません。
川越なないろ整骨院では、痛みが消えたら治療を終了するのではなく、患者様に同じ症状になって欲しくないので今までの日常生活の習慣から違いを生み出し、繰り返しにくい身体づくりを目指して治療を行っております。
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